「上司に相談しても話を聞いてくれない」ということは誰でも経験があることだと思います。上司が忙しい、上司が理解してくれない、あなたの方が上手く伝えられていないなど様々な理由があるかと思います。ただ、理由がどうであれ、あなたからするととても乗り越えられないような壁にぶち当たった気分になるかと思います。上司というのは絶対的な存在に思えるから、その上司に理解してもらえないというのは為すすべがないと感じることでしょう。
ここで大事なことは、上司のためでも、会社のためでもなく、あなた自身のために何を行うべきかということです。単に「上司が話を聞いてくれないから、もう言わない」というだけでは、あなたが置かれている状況は何も変わりません。壁を突破せずに殻に閉じ籠もって成長する機会を失うのはあなたです。それは、、もったいない。
上司と話をするときに壁を感じるかもしれません。単に緊張するということもあれば、上司から威圧を感じるかもしれません。ただ、それは当然なことで、上司の方が社会的な立場も経験もあるので、上司と話をするのであれば上司の2倍ぐらいの強い気持ちを持って挑む必要があります。これは上司が威圧するわけではなく自然体でいたとしても部下からすればそれくらい大きく見えるものだということです。その大きな壁に向き合うことは無駄ではありません。あなたを大きく成長させるチャンスです。
まず、上司が話を聞かない理由を考える必要があります。忙しいのか、伝え方がわるいのか、本当は話を聞いているけどあなた自身に考えさせるために直ぐに答えを言わないのかもしれません。上司に深謀遠慮があるのか、何も考えていないのかは本当のところわからないのです。
大事なことは、あなた自身が何をしたいと考えていて、もしくは何をすべきと考えていて、それを行うために無駄に嫌われないための正しい手段を選択できるかどうかです。正しい手段を選択するには上司が抱えている課題を理解してあげることも重要です。あなたが上司に話を聞いてもらうためには、先にあなたが上司をわかってあげることが肝要です。相手をわかれば、あなたがどういう手段を選ぶべきかは自ずと見えてきます。上司もあなたも同じ人間です。人間同士であれば最初にお互いを理解し合う事から始めますが、仕事だとお互いを理解せずに結果を出そうとするのは間違いです。どんな仕事でも先に相手を理解するということを習慣にできると色々な状況に対応できるようになります。1on1といったコミュニケーション手法が活用されているのは、相手を理解することがスタートラインだからです。
ここまででわかったことは、上司に話を聞いてもらうためには、まずは上司を理解するためのコミュニケーションが必要であるということ、そして上司に理解してもらうために何をどのように伝えるのかという手段を選ばなければならないということです。今後、これらを掘り下げていきたいと思います。
オーナーYukaより 上司となんだかうまくいってない感じがするときに読んでもらいたいです。 上司の顔をみて仕事していると、疲れちゃうし、自己嫌悪になり自信を無くさないでもらいたいなって。 こんな時に大切なのって、部下の経験をして気づいた事や部下だから見える視点もあると思います。そしてその経験は上司になった時にきっと活きるし、話を聴く、相手を理解するという一歩はどんな仕事でも必要となるので、ある意味訓練だと思いつつも、だからと言って我慢したり自分を責める必要はないと思います。 私自身もこの記事を読んでいて、過去の自分とお話ししているようになりました。 ちょっとだけ意識するだけで、いつの間にか壁を超えれている時もあるので、是非時間をかけてもいいし、タイミングを見ながらも、諦めないでもらいたいです。
コメント
コメント一覧 (2件)
つい数年前に、上司とのコミュニケーションがうまく取れず、殻に閉じこもりそうになり、同じチームのメンバーとも循環が悪くなった時期があったことを思い出しました。
足踏みをしているようで、前に進めない感覚が
もどかしく、苦しかったことを鮮明に覚えています。そして、どことなく孤独だった。
私の場合、ここから脱却するきっかけをくださったのも上司でした。
もがく私に歩み寄り、乗り越えるきっかけをくださった別の上司がいたのです。
この上司は、
私という人をみて会話をし、
信じてくださった。
ただ、変わるも変わらないも私次第だと
これは、とても幸運だったと思っています。
コミュニケーションは、不安や恐れなどがある状態では取りにくいです。
ここで気づけたことは、私自身が、蓋をしてしまい、コミュニケーションを取る準備ができていなかったということです。
上司を理解しょうとすることも、
自身を理解することもできていなかった。
人は人で磨かれるという言葉がありますが、
磨かれるかどうかは自分次第でした。
今、悩んでいる方がいれば、伝えたいです。
大事なことに気づかせてくれるのも人、決して1人ではないということを。
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